three cheers for our side / Flipper’s Guitar (1989) polystar [CD]

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僕がこれほどまでに音楽を好きになったのは、間違いなくこのバンドのせい.

(このwebサイトにたどり着いた方ならば)きっと誰しもが一度は愛したバンド.
flipper’s guitarの1stアルバムです.

ネオアコってジャンルがこの日本で(世界的に見て)異常な人気を誇っているのも、間違い無くこのアルバムの影響でしょう!
t-2″boys fire the tricot”、t-3″joyride”、t-5″my red shoes story”、t-9″sending to your heart”…と、何度聴いたか分からない程に聴き返した名曲の数々!そして僕の(みんなの)人生を大きく変えたt-10″goodbye,our pastels badges”!<丸ノ内線の電車内で手の平に”take”って書いて…憧れました(by PV)

このアルバムに出会わなかったら、僕は今ほど音楽にハマることもなく、多分つまらない人生を生きていたと思います. 出来る限り若いうちに聴いてほしい、青春の1枚.

twisterella e.p. / Ride (1992) Creation [CDs/12″]

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僕が10代の頃に最も愛したバンド(の1つ)、それがこのrideです.

僕と同じ様に「青春時代にrideを愛した方」って凄く多いのではないでしょうか?
なぜ、そんな事を言い出すのかと言えば、彼らの音って大人でも子供でもない10代後半特有に見られる、自分の未来に対しての不安感や焦燥感、自分を受け入れてくれない社会に対するやり場の無い怒りだとか…そんな青さが感じられるから.

このシングル”twisterella”でもそれが顕著に表れていて、触れたら壊れてしまいそうな繊細さと、痛々しいまでの青さを併せ持っていると思います.
なので、ギターポップを聴き始めた若い人達にぜひ聴いてもらいたい1曲ですね.

songs from northen britain / Teenage Fanclub (1997) Creation [CD/LP]

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彼らを言葉で表すとしたら、
「全てのギターポップファンに愛され続けるバンド」
が良く似合うのでは無いでしょうか?

スコットランドはグラスゴーが産んだ最高のバンド、teenage fanclubの5thアルバムがこれ.
独断ですが、多分ギターポップと言う言葉は彼らの為にあるんだ、と強く思っています.

聴いていてマジで涙ぐんでしまう程に切ないt-4″i don’t want control of you”とか、ジワジワっと心にしみるコーラスワークがステキなt-8″winter”とか、最高のメロディに最高の歌詞(ロマンティック過ぎ!)が合わさった感動の名曲t-12″speed of light”とか!
全てがギターポップ的に絶妙なバランスで組み合わさった名盤です.

僕は、「TFCを好きな人に悪い人なんかいない」と本気で信じています.
さらに言えば、「TFCを聴いている人には悪い事をして欲しくない」とまで思っています.
そんな気恥ずかしくなるようなことを考えてしまうくらいにピュアでステキなバンド. 超お薦め!

sonic flower groove / PRIMAL SCREAM (1987) elavation [CD/LP]

primal-2今や過激なロックバンドと化したPRIMAL SCREAM.
そんな彼らが、1987年に残した記念すべき1stアルバム.PRIMAL SCREAMの特徴は、作品ごとに音楽性がカメレオンのように変わること.
このアルバムは、彼らのネオアコ期の音.
現在のデジタルビート反戦歌の様な音楽からは想像が出来ないくらいに、全編に渡って角砂糖のように甘いメロディと12弦ギターの音が鳴り響くネオアコサウンドが素晴らしい.

t-1″gentle tuesday”、t-4″sonic sister love” 、t-6″imperial”、t-8″leaves”…と胸が締め付けられる様な美しい曲ばかり!まさにネオアコ・ギターポップ史上に燦然と輝く名盤、だと思います.

「PRIMAL SCREAMのネオアコ」がお好きな方には、1stアルバム以前のシングル群もオススメ.
なぜなら、アルバム未収の名曲が多数存在しているから.
これから買う方には、ボーナス曲5曲を追加した1994年発売盤を中古で探す事をお薦めします.(※現行盤と違いますので、ご注意ください.)

LOVELESS / My Bloody Valentine (1991) Creation [CD/LP]

my bloody balentine LOVELESS僕が「世界で1番好きなアルバムを挙げろ」、と言われたら間違い無くこのアルバムを選ぶでしょう. (my favoriteバンドも)

1990年代初頭に産み出されたUKロック史上最高の作品、my bloody valentineの2ndアルバム”loveless”です.

聴く人全てを幻想世界へと誘うかのような甘美で魅惑的なメロディとノイズギターの渦は、超絶の一言に尽きますね. 個人的には、全曲が完璧なまでに素晴らしく、「捨て曲なし!」と考えています.
特に後半のt-8″sometimes”からt-11″soon”までの楽曲の一体感は神の成せる業としか言い様が無い程の完璧な美しさ!

僕はこのアルバムを聴いて初めて、「ノイズ音がこれほどまでに美しく心地よいのか」と言う事を知りました.
それまでのちっぽけな価値観が根底から覆されたと言うか…、とにかく全ての音楽ファンに聴かれるべきアルバムだと思います.