春の日差しのように、心地よい音楽をセレクト.

a cat escaped / pipas (2002) matinee [CD]

a cat escaped / pipasUSの優良レーベルmatineeからリリースされたpipasの2ndアルバム.

始めに断っておきますと、このpipasってバンドは最高なんです!(個人的意見です.)
そう声高に叫びたくなるほどに、キュートでUS-indie popファンのツボ押さえまくりな好内容.

barcelonaっぽい打ち込みポップにウィスパー女子Vo.のt-1″what nobody does”、brittle starsに打ち込みアレンジを施したかのようなt-4″rock and/or roll”、#poundsign#を彷彿とさせるアンニュイなメロディが切な過ぎるt-5″old kent road”、スピード感のある打ち込みにヘナチョコ男Vo.のt-9″emblematic”…etc.

全体的にスロウ~ミドルテンポの曲中心なので、パッと聴きではその良さは伝わりにくいかもしれません.
が、聴き込むとハマる事間違い無し! #poundsign#の「陰のある感じ(つつましいけれど心に突き刺さる感じ)」が好きな人には自信を持ってお勧めできます.

chansons francaises / NOTRE-DAME (1998) quince [CD]

chansons francaises / notre-dameフレンチポップスって、どこか「春の雰囲気」を感じさせてくれる、と思っているのは僕だけ? そんな理由からフランスのバンドNOTRE-DAMEの2ndアルバムをご紹介.
リリースはお馴染み日本の(荒木陽路美さんの)レーベルquinceから.

フランスのバンドということもあって、このアルバムは全曲フランス語で歌われています. 男Vo.の歌唱法(発音)に、フレンチポップス特有の重さが感じられるので、もしかしたら(英語詞に耳慣れた人的には)少し聴く人を選ぶバンドかも.

でも、そこは「安心のquince印」、ギターポップ好きな人には強くお勧めしたい!  特にt-2″sur ton repondeur”が最高! この曲、軽快なメロディにソフトロックっぽい女性コーラスがとてもステキなので、ぜひ一度聴いてみて欲しいです. その他にも、シリアスなメロディ展開と鍵盤使いの組み合わせが気になるt-9″mes adieux a la scene”…etc.を収録.

現在、(と言っても最後のリリースは2010年)Arnaud Fleurent-Didier名義でも作品をリリースされていて、そちらもかなりステキです. NOTRE-DAMEを気に入ったらぜひそちらも併せてチェックしてみてください.

(thingamajig) / The Water Walk (1990) netwerk [CD/LP]

the water walk - thingamajigネオアコ/ギターポップ的にはかなり珍しい(と思われる)カナダのネオアコバンドThe Water Walkの2ndアルバム.

全体的にピアノと切なげ男Vo.が印象的で、捨て曲ナシ.
特に、軽やかに爪弾かれるアコースティックギター&サビの込み上げるような盛り上がりがグッと来るt-3″rain”、 弾むような軽やかなピアノと疾走するギター&メロディが最高なt-8″it’s shifting”、牧歌的なストリングスがThe Bluebellsを彷彿とさせるt-9″can’t say”辺りはネオアコ的にも名曲と呼んでいいでしょう.

派手さは余り無いかも知れません. でもその分、しっとりと心に染みる事間違い無し!、なネオアコ屈指の好盤.
前述のThe Bluebells好きはもちろん、Aztec Camera等の基本形ネオアコが好きな方にオススメの1枚.
LPは少しプレミアがついていますけれど、CDはプレス数も多いので比較的安価で買えると思います. 未聴の方はぜひ!

siete maletas / ZOLA (2003) jabalina musica [CD]

zola - siete maletasスペインのレーベルjabalina musicaからリリースされた、ZOLAの1stアルバム.

内容は、一言で言えば「女子モノindie pop好き即死」な素晴らしい1枚!
全体としてはしっとりとした楽曲中心. なのでホームリスニングに最適って感じ.

しっとりとしたパッパラコーラス&舌っ足らずスペイン語女Vo.で歌われるt-1″verniega”、ウィスパー男女Vo.& ちょいサウダージな雰囲気のt-5″mi cumpleanos”など、穏やかな感じが良く晴れた日曜の午後によく似合う、と思う.
未聴の人にお薦めするなら、アルバム中最もアップテンポかつ白眉な出来のt-10″pop-a-nova”でしょうか. パパパ~コーラスにポップなメロディが絡み合う傑作. 個人的にどストライクでヤバいです.

バンドで言うとclub 8、the cardigans、ecuanimes、moving pictures、レーベルでならsiestaやelefant辺りが好きな人なら間違いなく買いの1枚です.
このjabalina musicaってレーベル、ZOLAの他にも、ZipiZape、The Yellow Melodies、Souvenirとかもいたりして. 要注目レーベルですね.

looking after your flowers / Seashells (1994) marsh-marigold [CD]

 Seashells - Looking After Your Flowers人気スウェディッシュギターポップバンドseashellsの1stアルバム.
世間的には、日本盤も発売された2ndアルバム”We Rob Banks(恋の銀行強盗)”の方が有名なのかな. でも、内容のステキさなら、この1stアルバムも負けていないと思う.(僕はより繊細なサウンドの1stの方が好き)

彼らのサウンドは、軽快に疾走するメロディ&キラキラギター+甘い男Vo. …と、まるで「ギターポップ」のエッセンスを余すことなく抽出したかのよう.
特にt-2″howdy”、t-6″looking after your flowers”の突き抜け方は特筆モノ! この2曲はギターポップ好きで嫌いな人はいないと思う. 個人的には、ちょっぴりthe cardigans風のお洒落サウンドなt-7″yet another summer”も好き.

同レーベルのelegant、brideshead等のキラキラ系ギターポップが好きな人なら避けて通れない1枚. 個人的には北欧pops best 10入り確実な傑作だと考えています.

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