siete maletas / ZOLA (2003) jabalina musica [CD]

zola - siete maletasスペインのレーベルjabalina musicaからリリースされた、ZOLAの1stアルバム.

内容は、一言で言えば「女子モノindie pop好き即死」な素晴らしい1枚!
全体としてはしっとりとした楽曲中心. なのでホームリスニングに最適って感じ.

しっとりとしたパッパラコーラス&舌っ足らずスペイン語女Vo.で歌われるt-1″verniega”、ウィスパー男女Vo.& ちょいサウダージな雰囲気のt-5″mi cumpleanos”など、穏やかな感じが良く晴れた日曜の午後によく似合う、と思う.
未聴の人にお薦めするなら、アルバム中最もアップテンポかつ白眉な出来のt-10″pop-a-nova”でしょうか. パパパ~コーラスにポップなメロディが絡み合う傑作. 個人的にどストライクでヤバいです.

バンドで言うとclub 8、the cardigans、ecuanimes、moving pictures、レーベルでならsiestaやelefant辺りが好きな人なら間違いなく買いの1枚です.
このjabalina musicaってレーベル、ZOLAの他にも、ZipiZape、The Yellow Melodies、Souvenirとかもいたりして. 要注目レーベルですね.

looking after your flowers / Seashells (1994) marsh-marigold [CD]

 Seashells - Looking After Your Flowers人気スウェディッシュギターポップバンドseashellsの1stアルバム.
世間的には、日本盤も発売された2ndアルバム”We Rob Banks(恋の銀行強盗)”の方が有名なのかな. でも、内容のステキさなら、この1stアルバムも負けていないと思う.(僕はより繊細なサウンドの1stの方が好き)

彼らのサウンドは、軽快に疾走するメロディ&キラキラギター+甘い男Vo. …と、まるで「ギターポップ」のエッセンスを余すことなく抽出したかのよう.
特にt-2″howdy”、t-6″looking after your flowers”の突き抜け方は特筆モノ! この2曲はギターポップ好きで嫌いな人はいないと思う. 個人的には、ちょっぴりthe cardigans風のお洒落サウンドなt-7″yet another summer”も好き.

同レーベルのelegant、brideshead等のキラキラ系ギターポップが好きな人なら避けて通れない1枚. 個人的には北欧pops best 10入り確実な傑作だと考えています.

variationen in lassigem chic / elegant (1998) marsh-marigold [CD]

elegant variationen in lassigem chic日本でも人気のジャーマンindieバンドbridesheadの別ユニットelegantのミニアルバム(全8曲収録).
まず何よりも目を奪われるのはそのジャケのステキさでしょう!レコ屋さんで目にしたら即レジに持って行く事間違い無しな素晴らしいジャケセンスには脱帽です.

そして音はジャケ以上に素晴らしく、春の日差しのように優しくキラキラと光り輝いていてマジでヤバ過ぎ!全体的にbridesheadよりもVo.&ギターともに甘めで、bridesheadをギターポップサイドとするならば、このelegantはネオアコサイドと言えばいいのかな?

疾走する”widerstand ist zweckios”、パッパッパ~なコーラスが最高な”florida girl”、チープなシンセ&キラキラしたアレンジが微笑ましい”nett!”…etc. とにかく捨て曲無しの珠玉の1枚です.

個人的にはbridesheadよりも好きだし、クオリティもこっちが上だと思っています.
なのでbrideshead好きで未聴の人はマスト!
そうでない人もindie pop好きなら絶対に聴いて欲しいindie pop最重要アルバムの一つです.
聞き逃し厳禁!

wherever you go, take me with you / Pastel Collision (1996) siesta [cds]

Pastel Collision wherever you go, take me with youネオアコイベントでもしばしばかかる名曲”Young”がindie popファン(特に女のコ)に大人気のPastel Collision. これはPastel Collision名義で残したラストシングル.(彼らは後にkaleidaと名を変えて再出発)

個人的には彼らの作品中、今作が最も素晴らしい作品だと思っています.
が、他のシングル(“young”等の7inch)に比べると世間的認知度と言うか、人気が無さ過ぎる気がするのは気のせいでしょうか?

曲調は、他のPastel Collision名義の作品が「キュートな感じ」だとすると、こちらは「エレガントさ」が感じられるかな. ストリングスアレンジと女性Vo.の組み合わせが素晴らしいタイトル曲”wherever you~”、チープなシンセも効果的な優しいアコースティックソング”a last minute miracle”…etc.

女子ものindie pop好き、またはsiestaファンならマストな1枚.
もちろん、その他のシングルやkaleida名義でのLP/CDもぜひチェックして見て欲しいです.

knee-deep in the rococo excess of / tree fort angst (1996) The Bus Stop [CD]

Tree Fort Angst knee-deep in the rococo excess of後にThe Saturday Peopleへと発展するUS indie popバンド. テリー・バンクス率いるtree fort angstのシングル編集盤的なアルバム.

音は(The Saturday Peopleとほぼ同系統の)疾走系青春ギターポップ.
演奏はメジャーバンドと比べるとやや拙い感もあります. が、その辺は青さ(若さ)と勢いでカバー!、とばかりにアコギをかき鳴らす様がindie pop的には最高です.
そんな疾走系の”tuesday”や”20 hours”、一転して落ち着いた雰囲気の”hope”や”parting kiss”(←名曲!)など、佳曲多数.

「シングルの寄せ集め」と言うこともあって、曲によって雰囲気が大分違っています.
(聴き手の好みによって)全曲気に入ってもらえるかどうかは自信がありません. だけれど、「ネオアコとギターポップの中間みたいな音」を求めている方には、ぜひ聴いてみて欲しい1枚です.

本作の他には、今アルバム未収曲を含むカセットテープアルバム「Fifteen Songs Of Vim and Vigor」、2002年リリースの今アルバムの再発版(ボーナストラック付き)「Last Page in the Book of Love」などがあります.
興味を持たれた方はそちらもチェックして見てください.

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