afoot / celeste (1997) harmony [7″/cds]

celeste afootスウェーデンの男2人組ユニットcelesteの1stシングル.
メンバーは、カルトindie popバンドMary-Go-RoundのJonasと、そこそこメジャーなギターポップバンドThe Bear QuartetのJariの2人.
荒木陽路美さんのレーベルharmonyの記念すべき1stリリースでもあるこのシングルは、「これから何か始まりそうな予感」を感じさせてくれるステキな1枚.

彼らの音楽は(男Vo.とかは)ヘナチョコなんだけれど、どこか芯の強さみたいなものがあって、彼らの音楽へ対する情熱が伝わって来ると言うか…まあとにかくステキ!(笑)
特に冒頭からトランペットが高らかに鳴り響く”colder inside”、流麗なアコースティックギターがキラメく”i don’t think you can cry”、の2曲は本当に素晴らしいので、ギターポップを聴き始めの人とかにオススメです.

後にfirestation towerからcdsでもリリースされていますのでCD派の方もひと安心.
ただし、7inchとは先に述べた2曲以外の収録曲が異なっていますので、ぜひ両方押さえて欲しいです.

cafereggio / Holiday (1997) spinART [CD/LP]

Holiday Cafe Reggio僕が大学生の頃、Belle And Sebastianと共に、最も愛したバンドがこのHoliday.
これは彼らの(編集盤的内容)ラストアルバム.
個人的な思い入れの強さから、涙無しでは語れないくらいに大好きな、素晴らしいバンドです.

彼らの音楽は、古き良き(60’s)アメリカへの憧憬が伝わってくるかのような、夢の詰まったメロウなギターサウンドと言った趣.
まるで女性Vo.のような男Vo. Joshの柔らかい美声は、僕の心を永遠に捕えて離しません.
ホーンとメロウな楽曲が幸せな気分にさせてくれるt-1″there’s place”、ハンドクラッピングも効果的なミドルテンポの名曲t-3″just follow”、2分弱の楽曲ながらロック色の強さとオルガンの音色が印象的なt-5″something about you”、デビューシングル”My Roommate Joe EP”より再収録の疾走ノイジーギターポップなt-9″New Year’s Anything”などなど. ピュアで優しめのギターポップが好きな人なら、これ以上のバンドはいないほどの理想形.

現在は活動休止中(解散状態)なので、残念ながら聴かれる機会が減って来ています.
でも、これからギターポップを聴き始める方にはぜひ聴いてもらいたい、最高の青春バンドだと思います.

songs from northen britain / Teenage Fanclub (1997) Creation [CD/LP]

teen-5

彼らを言葉で表すとしたら、
「全てのギターポップファンに愛され続けるバンド」
が良く似合うのでは無いでしょうか?

スコットランドはグラスゴーが産んだ最高のバンド、teenage fanclubの5thアルバムがこれ.
独断ですが、多分ギターポップと言う言葉は彼らの為にあるんだ、と強く思っています.

聴いていてマジで涙ぐんでしまう程に切ないt-4″i don’t want control of you”とか、ジワジワっと心にしみるコーラスワークがステキなt-8″winter”とか、最高のメロディに最高の歌詞(ロマンティック過ぎ!)が合わさった感動の名曲t-12″speed of light”とか!
全てがギターポップ的に絶妙なバランスで組み合わさった名盤です.

僕は、「TFCを好きな人に悪い人なんかいない」と本気で信じています.
さらに言えば、「TFCを聴いている人には悪い事をして欲しくない」とまで思っています.
そんな気恥ずかしくなるようなことを考えてしまうくらいにピュアでステキなバンド. 超お薦め!