春の日差しのように、心地よい音楽をセレクト.

variationen in lassigem chic / elegant (1998) marsh-marigold [CD]

elegant variationen in lassigem chic日本でも人気のジャーマンindieバンドbridesheadの別ユニットelegantのミニアルバム(全8曲収録).
まず何よりも目を奪われるのはそのジャケのステキさでしょう!レコ屋さんで目にしたら即レジに持って行く事間違い無しな素晴らしいジャケセンスには脱帽です.

そして音はジャケ以上に素晴らしく、春の日差しのように優しくキラキラと光り輝いていてマジでヤバ過ぎ!全体的にbridesheadよりもVo.&ギターともに甘めで、bridesheadをギターポップサイドとするならば、このelegantはネオアコサイドと言えばいいのかな?

疾走する”widerstand ist zweckios”、パッパッパ~なコーラスが最高な”florida girl”、チープなシンセ&キラキラしたアレンジが微笑ましい”nett!”…etc. とにかく捨て曲無しの珠玉の1枚です.

個人的にはbridesheadよりも好きだし、クオリティもこっちが上だと思っています.
なのでbrideshead好きで未聴の人はマスト!
そうでない人もindie pop好きなら絶対に聴いて欲しいindie pop最重要アルバムの一つです.
聞き逃し厳禁!

wherever you go, take me with you / Pastel Collision (1996) siesta [cds]

Pastel Collision wherever you go, take me with youネオアコイベントでもしばしばかかる名曲”Young”がindie popファン(特に女のコ)に大人気のPastel Collision. これはPastel Collision名義で残したラストシングル.(彼らは後にkaleidaと名を変えて再出発)

個人的には彼らの作品中、今作が最も素晴らしい作品だと思っています.
が、他のシングル(“young”等の7inch)に比べると世間的認知度と言うか、人気が無さ過ぎる気がするのは気のせいでしょうか?

曲調は、他のPastel Collision名義の作品が「キュートな感じ」だとすると、こちらは「エレガントさ」が感じられるかな. ストリングスアレンジと女性Vo.の組み合わせが素晴らしいタイトル曲”wherever you~”、チープなシンセも効果的な優しいアコースティックソング”a last minute miracle”…etc.

女子ものindie pop好き、またはsiestaファンならマストな1枚.
もちろん、その他のシングルやkaleida名義でのLP/CDもぜひチェックして見て欲しいです.

knee-deep in the rococo excess of / tree fort angst (1996) The Bus Stop [CD]

Tree Fort Angst knee-deep in the rococo excess of後にThe Saturday Peopleへと発展するUS indie popバンド. テリー・バンクス率いるtree fort angstのシングル編集盤的なアルバム.

音は(The Saturday Peopleとほぼ同系統の)疾走系青春ギターポップ.
演奏はメジャーバンドと比べるとやや拙い感もあります. が、その辺は青さ(若さ)と勢いでカバー!、とばかりにアコギをかき鳴らす様がindie pop的には最高です.
そんな疾走系の”tuesday”や”20 hours”、一転して落ち着いた雰囲気の”hope”や”parting kiss”(←名曲!)など、佳曲多数.

「シングルの寄せ集め」と言うこともあって、曲によって雰囲気が大分違っています.
(聴き手の好みによって)全曲気に入ってもらえるかどうかは自信がありません. だけれど、「ネオアコとギターポップの中間みたいな音」を求めている方には、ぜひ聴いてみて欲しい1枚です.

本作の他には、今アルバム未収曲を含むカセットテープアルバム「Fifteen Songs Of Vim and Vigor」、2002年リリースの今アルバムの再発版(ボーナストラック付き)「Last Page in the Book of Love」などがあります.
興味を持たれた方はそちらもチェックして見てください.

afoot / celeste (1997) harmony [7″/cds]

celeste afootスウェーデンの男2人組ユニットcelesteの1stシングル.
メンバーは、カルトindie popバンドMary-Go-RoundのJonasと、そこそこメジャーなギターポップバンドThe Bear QuartetのJariの2人.
荒木陽路美さんのレーベルharmonyの記念すべき1stリリースでもあるこのシングルは、「これから何か始まりそうな予感」を感じさせてくれるステキな1枚.

彼らの音楽は(男Vo.とかは)ヘナチョコなんだけれど、どこか芯の強さみたいなものがあって、彼らの音楽へ対する情熱が伝わって来ると言うか…まあとにかくステキ!(笑)
特に冒頭からトランペットが高らかに鳴り響く”colder inside”、流麗なアコースティックギターがキラメく”i don’t think you can cry”、の2曲は本当に素晴らしいので、ギターポップを聴き始めの人とかにオススメです.

後にfirestation towerからcdsでもリリースされていますのでCD派の方もひと安心.
ただし、7inchとは先に述べた2曲以外の収録曲が異なっていますので、ぜひ両方押さえて欲しいです.

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