brave new girl / the spanish amanda (2000) firestation tower [CD]

UKでひっそりと活動するバンドthe spanish amandaの1stアルバムはドイツの超優良レーベルfirestation towerからのリリース.

楽曲について触れる前に断っておくと、男Vo.の声質がクセ強めです. なのでパッと聴きだと敬遠されてしまいがちかも… でも僕(の好みで)はfirestation towerの最高傑作だと本気で思っているくらいに好きなバンドなので、ぜひ多くの人に聴いて欲しいと思っています.

彼らの特徴は、憂いのあるメロディと高速のギターカッティング!
joy divisionくずれみたいなチープだけど陰のあるアレンジが印象的な”how much validation~”、とにかくギターの音色がステキ過ぎな”working for mister banks”、本人達が大好きらしくそのまんま曲名にしてしまった(笑)”go-betweens”、どこか夏の終わりを彷彿させてくれる響き渡るアコギが最高の1曲”getting naked with anais nin”…etc、クセ強めなVo.を差し引いてもなお、輝きを放つ楽曲の数々!

joy division + the wedding presentが想像しやすいかな? (僕は)間違いなくfirestation towerリリース全作品の中で最も多く聴いた1枚! 騙されたと思ってぜひ!(Vo.を気にしない方のみ)

※1. 実は今でも活動されているようです(youtubeチャンネル).

wake me up! / Embellish (2000) march [CD]

wake me up! / embellishもしあなたがギターポップに「清涼感」を求めるのなら、ぜひこのアルバムをお薦めしたい.
デンマーク出身のギターポップバンドEmbellishの1stアルバムです.

彼らの魅力は何といっても清涼感にあふれるメロディと伸びのある高音男Vo.でしょう.
どの曲も北欧バンド特有の爽やかさがあってステキ!
なかでも飛びぬけてお薦めなのが、t-3″you”とt-7″i don’t know”の2曲.

t-3″you”は2000年初頭のギターポップの中では、arvidsonの”wake up”と双璧の素晴らしさ. 高音男Vo.に甘いギターの組み合わせが究極の高揚感を与えてくれる奇跡的名曲! t-7″i don’t know”はキュートな女コーラスが個人的にツボすぎてヤバい.
未聴の人は、まずはこの2曲から聴いてみて欲しいです.(きっとハマるはず)

18 wheeler(“suncrush”)やarvidsonのファンはとにかく必聴.
改めて北欧バンドの底力を思い知らされる1枚だと思います.

short-term memories / The Salteens (2000) Drive-In [CD]

short-term memories / the salteens夏に聴きたいレコードに「爽やかさ」や「疾走感」を求めるのなら、このアルバムがお薦め!
カナダ出身のギターポップバンドThe Salteensの1stアルバムです.

もう聴いていて飛び跳ねたくなるって言うか、ギターポップの「躁」の部分をギュッと集めたかのような楽しい内容.
ホーン&ハンドクラッピングが効果的なt-1″kelly nicoll”、にぎやかでドタバタした感じがドイツの大人気バンドThrow That Beat!を彷彿とさせるt-2″bubba da”、疾走オルガン&ひっそりと入っている女コーラスが滅茶苦茶ツボなt-4″crash the market”…
そしてアルバムのハイライトはt-10″nice day”! 男女の掛け合いVo.&ハンドクラッピング、ホーン、オルガン…と、彼らの魅力はこの1曲に全て集約されている、と言っても過言ではないほどの名曲!

2001年の来日ライブ(@新宿acid)も見たのですが、CDの500倍はカッコ良い、パワーのあるバンドだったのも好印象. The Wannadies、Throw That Beat!、BIKERIDE好きに聴いてみて欲しい直球のギターポップです.