the greatest story never told / silver screen (2005) clairecords [CD]

the greatest story never told / silver screenUSのシューゲイザー専門レーベルclairecordsからリリースされたsilver screenの1stアルバム.

このレーベル、オーナーは(shelflifeからのリリースでお馴染みの)the brittle starsのメンバー. ですので「シューゲイザー専門~」とはいえ、いつかは(シューゲ以外の)こんな作品が出て来てもおかしくは無いとは思っていました.
が、まさかこれほどのモノを出してくるとは…

なんて、少し大袈裟に書きたくなるくらいに素晴らしいんです、このsilver screenと言うバンド!
既存のバンドに例えるのなら、screen prints + fantastic something + the clientele(× Cocteau Twins)って感じの繊細なindie popサウンド!

この1曲を聴いた瞬間に、このアルバムが素晴らしい内容である事を確信できる美麗なt-1″ahh ahh”、甘いストリングスアレンジに少しくぐもった感じの男Vo.が絶妙な雰囲気を醸し出すt-2″won’t you ever know”、fantastic something風の軽快なネオアコソングt-3″how can we end”、気分は夏の日の夕暮れ/海岸/波打ち際な哀愁漂うt-4″hello friends”、dream pop系特有の反響するギターがより一層甘さを感じさせる個人的にお気に入りのt-10″rockinghorse road”、コーラスワークが秀逸で美しいt-11″girl like you”…etc.
この魅力は「文章では書きつくせない」と思うくらいに、本当にステキです.

例に挙げたバンドでお分かりのとおり、疾走感とか派手さはありません.
だけれど心あるindie popファンなら、この作品の素晴らしさをきっと分かってくれるはず!
だまされたと思って買ってみてください.

(thingamajig) / The Water Walk (1990) netwerk [CD/LP]

the water walk - thingamajigネオアコ/ギターポップ的にはかなり珍しい(と思われる)カナダのネオアコバンドThe Water Walkの2ndアルバム.

全体的にピアノと切なげ男Vo.が印象的で、捨て曲ナシ.
特に、軽やかに爪弾かれるアコースティックギター&サビの込み上げるような盛り上がりがグッと来るt-3″rain”、 弾むような軽やかなピアノと疾走するギター&メロディが最高なt-8″it’s shifting”、牧歌的なストリングスがThe Bluebellsを彷彿とさせるt-9″can’t say”辺りはネオアコ的にも名曲と呼んでいいでしょう.

派手さは余り無いかも知れません. でもその分、しっとりと心に染みる事間違い無し!、なネオアコ屈指の好盤.
前述のThe Bluebells好きはもちろん、Aztec Camera等の基本形ネオアコが好きな方にオススメの1枚.
LPは少しプレミアがついていますけれど、CDはプレス数も多いので比較的安価で買えると思います. 未聴の方はぜひ!

siete maletas / ZOLA (2003) jabalina musica [CD]

zola - siete maletasスペインのレーベルjabalina musicaからリリースされた、ZOLAの1stアルバム.

内容は、一言で言えば「女子モノindie pop好き即死」な素晴らしい1枚!
全体としてはしっとりとした楽曲中心. なのでホームリスニングに最適って感じ.

しっとりとしたパッパラコーラス&舌っ足らずスペイン語女Vo.で歌われるt-1″verniega”、ウィスパー男女Vo.& ちょいサウダージな雰囲気のt-5″mi cumpleanos”など、穏やかな感じが良く晴れた日曜の午後によく似合う、と思う.
未聴の人にお薦めするなら、アルバム中最もアップテンポかつ白眉な出来のt-10″pop-a-nova”でしょうか. パパパ~コーラスにポップなメロディが絡み合う傑作. 個人的にどストライクでヤバいです.

バンドで言うとclub 8、the cardigans、ecuanimes、moving pictures、レーベルでならsiestaやelefant辺りが好きな人なら間違いなく買いの1枚です.
このjabalina musicaってレーベル、ZOLAの他にも、ZipiZape、The Yellow Melodies、Souvenirとかもいたりして. 要注目レーベルですね.

looking after your flowers / Seashells (1994) marsh-marigold [CD]

 Seashells - Looking After Your Flowers人気スウェディッシュギターポップバンドseashellsの1stアルバム.
世間的には、日本盤も発売された2ndアルバム”We Rob Banks(恋の銀行強盗)”の方が有名なのかな. でも、内容のステキさなら、この1stアルバムも負けていないと思う.(僕はより繊細なサウンドの1stの方が好き)

彼らのサウンドは、軽快に疾走するメロディ&キラキラギター+甘い男Vo. …と、まるで「ギターポップ」のエッセンスを余すことなく抽出したかのよう.
特にt-2″howdy”、t-6″looking after your flowers”の突き抜け方は特筆モノ! この2曲はギターポップ好きで嫌いな人はいないと思う. 個人的には、ちょっぴりthe cardigans風のお洒落サウンドなt-7″yet another summer”も好き.

同レーベルのelegant、brideshead等のキラキラ系ギターポップが好きな人なら避けて通れない1枚. 個人的には北欧pops best 10入り確実な傑作だと考えています.

variationen in lassigem chic / elegant (1998) marsh-marigold [CD]

elegant variationen in lassigem chic日本でも人気のジャーマンindieバンドbridesheadの別ユニットelegantのミニアルバム(全8曲収録).
まず何よりも目を奪われるのはそのジャケのステキさでしょう!レコ屋さんで目にしたら即レジに持って行く事間違い無しな素晴らしいジャケセンスには脱帽です.

そして音はジャケ以上に素晴らしく、春の日差しのように優しくキラキラと光り輝いていてマジでヤバ過ぎ!全体的にbridesheadよりもVo.&ギターともに甘めで、bridesheadをギターポップサイドとするならば、このelegantはネオアコサイドと言えばいいのかな?

疾走する”widerstand ist zweckios”、パッパッパ~なコーラスが最高な”florida girl”、チープなシンセ&キラキラしたアレンジが微笑ましい”nett!”…etc. とにかく捨て曲無しの珠玉の1枚です.

個人的にはbridesheadよりも好きだし、クオリティもこっちが上だと思っています.
なのでbrideshead好きで未聴の人はマスト!
そうでない人もindie pop好きなら絶対に聴いて欲しいindie pop最重要アルバムの一つです.
聞き逃し厳禁!

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